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冬のお仕事 その1

もうすぐクリスマス。ブログのスキンもロゴ写真もクリスマス仕様にしてみました。ロゴ写真のサンタくまちゃんは、昨年のクリスマス前にリサイクルショップでたったの100円で買いました。50センチ以上ありまして、普段は階段下の物置に待機。この季節だけおめみえする誠に出番の少ないくまちゃんなのであります。サンタの服さえ着てなければねー。心配なのはこのブログ、年を越してもクリスマス仕様のままでなければよいのですが・・・
今年は雪が降りません。昨年は山小屋の周りも15センチくらいの積雪があったように思いますが、今年は全然なし!
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生活するうえでは雪のない暖かな冬は大歓迎なのですが、困ってしまうのはスキー場の人たち。周辺のいくつもあるスキー場関係者は年末年始のスキー客の確保のため大慌てなのです。僕も実はその中のひとり。一生懸命(雪)を作っているのですよ。「雪をつくる」ってまるで神様のような仕事でしょ!長野県は南北にとても長い県。いわゆる北信と呼ばれる地域は日本海側の気候になり、たくさん雪が積もるところですから、スキー場も自然の雪の積もるのを待って営業を始めます。ところが中、南信のスキー場はどちらかと言えば太平洋側の気候で寒いけど晴れの日が多く、積雪は少ないので人工的に雪を作って営業を始めなくてはなりません。
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雪を作るしくみと機械にはいくつかの種類があります。ご覧の写真の機械は、一番一般的なスノーマシンで、キャタピラーの付いた車体に大きな扇風機のようなファンと圧縮空気を送るコンプレッサーを搭載し、あらかじめスキー場の敷地内に設置してある水栓のある場所であれば、どこでも自走して移動、雪を降らせることができるのです。以前韓国のドラマ「冬のソナタ」にドラゴンバレーという韓国のスキー場の撮影シーンでこのスノーマシンが映りました。テレビを見ていた人が、雪を降らせる小道具が映りこんでしまったのだと勘違いしたそうです。無理もないことこんな機械が世の中に存在する事自体、知っている人はいったいどのくらいいるでしょうか?実際スキーやスノボをする人でも、夜な夜な次の日の明け方まで、この神のみぞ成し得る事のできる「雪を降らす」男達の仕事を目撃したことがあるのは、ほんのわずかでしょう。
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by koro-1956 | 2010-12-19 11:18
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長野県は霧ヶ峰高原に建つ山小屋「ころぼっくるひゅって(コロボックルヒュッテ)」のブログ。霧ヶ峰の自然や併設するカフェ、積雪期のスノーハイクの話題などをお送りします。


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