カボッチョに登った
霧ヶ峰高原の南側に位置し、踊り場湿原入口から見ると右手奥に標高1600メートルちょっとの山、カボッチョ山があります。その昔、昭和9年ごろこの山付近一帯にスキー場がありました。日本各地からスキーヤーが押し寄せ大変な賑わいをみせたそう。宿泊施設の山小屋が軒を連ね10軒以上はあったといわれています。池のくるみシャンツェと呼ばれたジャンプ台もあり、オリンピックの有力な候補地にもなったのです。
今となっては、そんな面影はどこにもありませんが、この踊り場湿原を中心にした池のくるみは霧ヶ峰の中でもとても静かで、素晴らしい所・・・。実はカボッチョにはまだ一度も登ったことがなかった。南側からの霧ヶ峰の景色をいつも見てみたいと思いながらなかなか実現できずにいましたが、今日やっといくことができました。 まずはコロより出発し、車山の登山道を・・ 大きな一つ目のカーブ、目の前に八ヶ岳が見え始めたら、車山の南斜面を下ります。ここは登山道はありません。まだ雪が残っている今だからこそ許されるルート。 これがカボッチョ山。 ビーナスラインを横断して富士見台より入ります 。 途中昼間だというのに鹿の群れを何度も目撃しました。道中の樹皮はことごとく食われている。 今年は雪の量はたいしたことはないものの4月に入っても氷点下の日が続き融雪が進まないために、北斜面にはたっぷり雪が・・・しかしこの残雪のおかげで夏には登ることのできない山に行けるのです。そうそう言い忘れてましたが、カボッチョには正規登山道は整備されていないのです。 しばし頂上からの景色をごらんあれ! カボッチョからの池のくるみと踊り場湿原。 朝9時に出発しコロについたのは13時。約4時間の行程でした。霧ヶ峰を初めて南の高台から眺めてみた。とても新鮮に感じたひとときでした。
今となっては、そんな面影はどこにもありませんが、この踊り場湿原を中心にした池のくるみは霧ヶ峰の中でもとても静かで、素晴らしい所・・・。実はカボッチョにはまだ一度も登ったことがなかった。南側からの霧ヶ峰の景色をいつも見てみたいと思いながらなかなか実現できずにいましたが、今日やっといくことができました。
by koro-1956
| 2012-04-08 15:24