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今の外気温は、8℃。北風が吹き、かなり寒く感じます。霧の流れがはやく、ときよりお日様が出たりします。草原でいち早く緑を目立たせるのは、オニゼンマイ等のシダの仲間と、大きな葉っぱのコバイケイソウ。ツツジのつぼみは、なんとなく赤みを帯び、それでもまだまだ硬く花の咲くのはもう少しの辛抱でしょうか。


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by koro-1956
| 2011-05-30 13:40
山小屋では現在3つの薪ストーブがあります。そのうち2つがこの時期でも稼動します。7,8月の真夏でも冷夏の時には火がはいることもあるのです。最近は薪ストーブを好んで使う人が増えてきたそうですが、なかなか燃料となる薪の調達が大変!どんな木でもいいわけではないので、こだわればこだわるほど、入手は困難になり、おまけに高くついてしまうものなのです。今回鷲ヶ峰ヒュッテのご主人の田口さんにとても良い業者さんを紹介していただき、早々と軽トラック3杯分のまきを仕入れたのです。カラマツや杉などの針葉樹は一本もありません。全てはナラ、ブナ、桜、栗、などの雑木でストーブの燃料には申し分のない種類ばかり。
小屋の前に整然と積むとなんとも趣があるとおもいませんか?やはり山小屋のアクセサリーにはもってこい。雰囲気は最高ですよね。しかしながら、これはなくてはならない必需品。夏が終わり秋風の吹くころになると「今年の薪はどうしよう・・・」っと少し心細くなったりします。調達もなかなか思うようにならない最近では、この夏の前の早い時期にたくさんの薪をすでに手にいれることができたのは、なんとも幸せ。

人は炎を見ているととても安心します。ただあかあかと燃える火の前にいるだけで、心が落ち着き、無心になることがことができるのです。それはその昔、人間が火を発見し、その使い方を学び、操れるようになったころからの潜在的な本能がいまでも残っているからですよね。火は猛獣から身を守り、暗闇を明るく照らし、冷えた身体を暖め、食べ物までもおいしくした。薪ストーブの前に腰をおろして、炎をみつめながら薪のはじける音を聞くと、ただ何も考えることもなく心地良い時間がすぎていくのです。大昔の人間の気持ちに戻っていくんですね。



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by koro-1956
| 2011-05-22 15:06
連休中も、天気が良いのに風の強い日が多かったように思います。気温も低め、風に当たると体感温度が下がり、実際よりも寒く感じてしまうんですね。ちまたでは、25度以上の夏日もあったと聞いてますが霧ヶ峰はまだまだTシャツにはなれないみたいです。今、雨が降ってきました。雷も鳴っています・・・6月には草原が段々緑に変わり、レンゲツツジの季節です。そして夏に向かって日光キスゲの新芽が顔を出し始めるころ。日当たりのいい場所ではすでに5センチ~10センチの新芽が出るのですが、すでに鹿に食べられてしまっていました。困ったことです。場所により、電気柵を設け、対処していますが効果がどれくらいあるのかはわかりません。鹿の数があまりにもおおすぎるのです。結局柵のない場所に移動して、そこの花を全て、一本残らず食い尽くすでしょう。夏の日光キスゲが絶滅してしまったとしたら、そこは温泉のかれた別府のようなもの。深刻です。
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by koro-1956
| 2011-05-17 11:46
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