東北、北海道、新潟、そして長野県北部の記録的な豪雪のニュースが伝えられています。一時間に50センチも見る見るうちに積もる雪の脅威は、経験したことのないひとには到底想像のつかないこと。人々の日常生活を不能にし、時には生命の危険まで引き起こす大雪。雪国の人々は冬になれば春の雪解けの頃までの数か月毎日のように雪と戦わなければなりません。「ゆきかき」などというようななまやさしい仕事ではないはずです。全国の天気予報では長野は北、中、南部関係なく(大雪)と報じられますが、それは県庁所在地の長野県北部のこと。南部と中部は北部と比較にならないほど、雪の量は少ないのです。年明け、1月中ごろからこの付近の少しずつ積雪が増えなじめました。
低温の中降る雪は北部の湿気を含んだ雪と違いさらさら。草原は強い風に雪が飛ばされ、その際にできる風紋が美しく、幻想的です。
中央は御嶽山。手前の草原は、枯草がまだ雪に完全に埋まってはいない状態なのでまだ積雪は少な目です。この写真の撮影は1週間ほど前なので、もう少し増えているかも。

山小屋テラスの雪は50センチほど。そしてこの写真から4日後の本日除雪に着手しました。
何分スキー場の仕事が終了後からの作業なので全部は無理でありました。
テラスの下にスノーダンプと呼ばれる大きなシャベルで雪を落とし、タイヤローダで更に土手下まで押して落とします。その繰り返し・・・一人の作業なので事故が起こっては大変。慎重に作業をしなければなりません。屋根の雪下ろしをしていた人が転落して雪に埋もれたまましばらく見つからずに死んでしまったという事故が毎年何件もあります。
気温ー9度、無風。キュンと冷たく引き締まるように冷たい空気の中、夕日でピンクに染まった雪原と、うすぼんやりと光りだした星をながめての雪かきは、結構楽しいイベントなのでした。







気温ー9度、無風。キュンと冷たく引き締まるように冷たい空気の中、夕日でピンクに染まった雪原と、うすぼんやりと光りだした星をながめての雪かきは、結構楽しいイベントなのでした。


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by koro-1956
| 2012-01-29 19:37